代表者ご挨拶

 中学1年生の時、生まれて初めて生のオーケストラを聴きました。当時所属していた吹奏楽部の先生が、部員全員に最前列の学生席を用意してくださったのです。会場は熊本市民会館。指揮者ヴァ―ツラフ・ノイマン率いるチェコフィルハーモニーオーケストラでした。

 ドヴォルザークの『新世界より』。その最初の音を聴いた瞬間から、それまで体験したことのない衝撃的な感動が全身を貫いたのを今も鮮明に覚えています。13歳の自分には抱えきれない程の強い感情でした。圧倒的な感動の渦に包まれ、溢れ出る涙を拭う事も忘れて音楽に浸りました。またそれは、新しい人生の扉が開いた瞬間でもありました。
 13歳で幸運にも体験した、あのとてつもない感動は、その後の人生にも大きく影響しました。以来、素晴らしい音楽に触れるたびに生きるエネルギーが湧き、時にはなぐさめられ、どれだけ音楽の力に助けられたかわかりません。

 クラシック音楽でしか得ることが出来ない、特別な感動があります。それは、この世の生きとし生ける者全てが魂の底で無意識的に求めている、絶対的な感動ともいえるものです。クラシック音楽を聴いたり奏でたりする中で、突如として遭遇します。そしてこの未知なる感動は、繰り返されるたびに心身を成長させ、充実させ、人生を何十倍にも豊かにしてくれます。
 音楽の真の喜びをたくさんの方に知っていただき、生涯にわたって音楽とともに豊かな人生を歩んでいただきたい。この想いこそが、リシュモア音楽教室の原点です。

 せっかく音楽を始めたにもかかわらず、本当の喜びを知る前に離れていってしまう方があまりにも多くいらっしゃいます。長年、調律師として様々なお客様と接する中で、その理由にも接してまいりました。どんな先生に習うかは、その後の音楽との関わり方に大きく影響します。
 音楽の講師に必要なのは、レベルの高い音楽大学を出ていることだけではありません。大切なのは、素晴らしい音楽性と演奏技術はさることながら、音楽を継続して楽しませる力、そして、個々の生徒さんの習熟度だけでなく、その立場や心の機微にまで寄り添いながら指導を進めることが出来る、温かく柔軟な人間性です。さらに、音楽を聴く耳や感受性を育てると同時に、より早い段階で名曲が弾けるよう導くことが出来る確かな指導力です。
 このような講師のもとで音楽を学ぶ人の多くは、音楽から離れることはありません。仮に事情があって離れる期間があったとしても、必ずまた再開され、再び音楽とともに人生を歩んでいかれます。続けるか否かは、音楽の真の喜びを一度でも味わった人と、そうでない人の違いでもあると思うのです。

 リシュモア音楽教室には、理想の講師だけを集めました。調律師として多くの素晴らしい演奏家の方々と接する中で、ご無理をお願いしてお越し頂いている講師も複数在籍しています。どの講師も、ご自身で探すのは難しいレベルの講師ばかりです。
 レッスン室には、全室ヨーロッパ製ピアノとオーディオ装置を完備しています。ピアノ調律も、ヨーロッパで伝統的に行われている技術を施しています。国産ピアノや日本特有の調律方法では引き出すことのできない音の世界があります。ヨーロッパの大聖堂で聴くコーラスのように、音が長く伸び、気持ちよく響き、色彩豊かな音色が楽器から引き出せるようになるのです。西洋音楽を学ぶ上で、本場ヨーロッパの音色が不可欠です。

 理想の音楽教室を追及し続け、2018年4月で開校20周年を迎えます。
特に大人の生徒さんは、本当に長く通ってくださっている方が多く、片道2、3時間かけて通われる生徒さんも年々増えてまいりました。年に一度の発表会では、音楽ホールの舞台で、お一人お一人が個性溢れる豊かな音楽を奏でてくださいます。懇親会ではいつもほのぼのとした雰囲気の中、生徒さん同士が仲良く交流されています。生徒の皆様がお互いに励まし合い、心から楽しんで音楽に向かわれているご様子が本当に嬉しく、毎回胸が熱くなります。
 これからも、多くの人が当教室で音楽の本当の喜びを知り、音楽のある豊かな人生を心から楽しんで頂けますよう、皆様に一層ご満足頂ける教室を目指してまいります。

 何かを始めるのに、早い、遅いはありません。何十年のブランクがあっても問題ありません。是非とも一歩を踏み出して、リシュモアに飛び込んでください。音楽を心底愛する講師たちとたくさんの仲間たちが、あなたをお待ちしています。

代表 横山ペテロ

 
     

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